OSX からWindows を遠隔操作
OSX から Windows を遠隔操作
MacBook Air(OSX 10.9.1)を手に入れたので、出先や別席から管理しているPCサーバ関係を操作するのにとても重宝してます。まぁ、もともと以前から自席の Mac mini や iPad などから遠隔操作はしていた訳ですが…(^_^;)久しぶりに新しいPC環境での設定なので、ブログでご紹介。
いつのバージョンから導入されたのかは覚えてませんが、OSXには「画面共有」という遠隔で別のMacを操作できるアプリがあるのですが、残念ながら使用しているWindows環境(XP Pro SP3)への接続には「互換性がありません」となって接続ができません。Mac同士ならこれで十分ですが、うまく接続できない時は、操作される側のファイアーウォール(セキュリティソフト)の設定を見なおさないと接続できない場合があります。
そこで、マイクロソフトが無償提供しているOSX用のRDPアプリ「Microsoft Remote Desktop」を App Store から早速インストール。
注意:Windows XP の場合、操作される側となるには XP Professional版 でないとリモート接続を利用できません。XP HOME版の場合は、他社VNCサーバ(例:UltraVNCなど)のサーバアプリとクライアントアプリ(例:Chicken of the VNCなど)を利用する必要があります。
…と言うことで、「Microsoft Remote Desktop」を起動後、「+」マークをクリックして操作するWindowsの接続設定を行うことに…。
※予めWindows側は外部からリモート接続できる設定が済んでる前提になってます。
- Connection name → 設定名(分かりやすい名前で良い)
- PC name → 操作される側のIPアドレスなど(例:192.168.xxx.xxx)
- User name → 操作される側のログイン名(Windowsのログインアカウント名)
- Password → 操作される側のパスワード(Windowsのログインパスワード)
上記以外は初期設定(デフォルト)のままで良いでしょう。
設定が終わったら「→」マークで接続。
※画面はMacから「Microsoft Remote Desktop」で Windows XP に接続している状態
LAN内からの接続なら、画面の描画速度などまったく気になりません。
注意:うまく接続できない場合は、操作される側(Windows)のファイアーウォールなどセキュリティ関係でブロックされている可能性があります。アプリケーションやVNC関係のポート開放が必要になります。WindowsリモートデスクトップアプリFAQ
リモートデスクトップの利点は次の通り
- Boot CampやVirtualPCを利用して新たにWindows を用意する必要がない
- 既存のWindowsを利用するので新たにソフトウェアを用意する必要がない
- OSやソフトのインストールが不要なのでHDDやメモリ増設を気にする必要がない。
- Windowsのメンテナンスは操作される側(リモート側)のみで済む。
- PCの紛失や盗難があっても、リモート側となるWindowsデータを直接盗まれる心配がないので情報漏洩(セキュリティ)対策としても有効。
- 活用できるなら、iPadやiPhone、Android のマイクロソフト純正のリモートデスクトップアプリからでも利用できる。別途ルータ周りの設定が必要。
- 上記で紹介しているアプリを使えば、無料でリモートデスクトップ接続環境が構築できる。
あえてデメリットを上げるとすると、
操作される側となる Windows は常時起動している必要があることでしょうか。これも別の方法を用いれば、遠隔PCから電源の入っていないPCを起動(Wake On LAN)させることも場合によっては可能です。
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